ミニバンのクラストップ

自動車のカタログなどを見ていると良く出てくるのが「クラストップの燃費」とか「室内高クラスナンバーワン」という文言に含まれる「クラス」という言葉です。

 

学校のテストでクラスの中で一番いい点数をとったのかと思ってしまいますが、要するに軽自動車の中ではとか、ミニバンの中ではといった感じで同等の車と比較してという事らしいのです。

 

例えばトヨタのノアですが、ハイブリッドシステムの説明のところにこういった文章があります。

 

「クラスナンバー1の低燃費」

 

確かにノアはハイブリッドシステムを得て燃費はかなり良くなりました。

 

果たしてこの場合のクラスとはどこを指すのでしょう。

 

1.8リッタークラスでしょうか、それともハイブリッドカークラスでしょうか。

 

よく目を凝らしてみると注釈としてこんな言葉がありました。

 

「全高1.8m以上の1.8L~2.0Lクラス 7/8人乗りミニバン」

 

要するに中型ハイトミニバンの中で一番燃費がいいという事らしいのです。

 

実際にもこのクラスの中では一番燃費がいい車ですが、小さく書かれた注釈を見なければどんな車の中で一番なのかわかりません。

 

それ以外にもたくさんの「クラスナンバーワン」だとか「クラスで初」なんて言葉が使われていますが、この言葉は非常に自動車メーカーにとって都合のよいものらしいです。

 

面白いものでこのように「クラス○○」という言葉が使われているところには必ず注釈がありますので、それを見つけたら必ずそれを呼んでどんな車の中で一番なのかを冷静に判断したほうがいいでしょう。